| 前のおねえちゃん | |
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おねえちゃん忘れてるっ! その8 おねえちゃんが 暑さを忘れてるっ! | 「うあ〜、暑い〜」 「モモちゃんがだれてる〜」 「あ、おねえちゃん……」 「どうしたの?」 「どうしたのって……ほら、クーラー壊れちゃったじゃない。 暑くってもうだめ……汗うっとおし〜……」 「クーラー壊れちゃうなんてどこかのおるすばんみたいだね?」 「え?」 「おいしゃさんでも可、らしいよ〜」 「……おねえちゃん。わたし暑くてとってもイラついてるの。 わけわからないこと言うのやめて」 「え〜」 「友達はみんな遊びに行ったり旅行だったり、 図書館は受験生でいっぱいで席空いてないし、 喫茶店にはいるのはお金もったいないし コンビニで立ち読みするのももう限界! それでこの暑さどうしろっていうのよっ!?」 「え〜と……ガマンする、とか」 「ムリっ! 不可能っ! インポッシブルッ!」 「そ、そんな〜」 「ああもうおねえちゃんと話してるとますます暑くなるわっ」 「モモちゃんかわいそう……ほら、扇風機つよくしたげるっ」 「あんまり風強いとうっとおしいのよ〜、やめて〜。や〜め〜て〜」 「そういうときは扇風機の配置をかえるといいんだよ〜」 「え……あ〜、涼しい〜」 「ほらほら〜、もっと近づけるよ〜」 「う〜爽快〜」 「こっちからはどうかな? もうちょっとで……」 「う〜あ〜……っておねえちゃんっ!?」 「ん?」 「そんな角度から風吹かせたらスカートめくれちゃうっ!」 「うん、もうちょっとだったんだよ」 「おねえちゃんっ!?」 「あ、あうあう……モモちゃん気持ちいいって言ってたじゃない〜」 「そ、それはそうだけどっ……!」 「上の口ではそう言ってても、下のおくちはそうは 言ってないみたいだよ〜。 ほら、ここはどうかな、どうかな〜??」 「ひゃうぅ! ……っておねえちゃん。 そろそろいい加減にしないと台風が来るわよ……!」 「たいふう?」 「発生源わたし。被害区域おねえちゃん。 被害家屋おねえちゃん。被害者一名おねえちゃん……!」 「ふ、ふえ〜ん」 「避難勧告が出たんだから即刻退去しなさい……って、 そもそもなにしに来たのよ」 「おねえちゃん、暑さをしのぐ秘訣を見つけたんだ。 それをモモちゃんに教えたかったんだけど、 迷惑みたいだから出ていくね……」 「ま、待ちなさいっ! し、仕方ないわね。一応聞くだけ聞いてあげるわ」 「聞いてくれるの?」 「はやく話しなさいよっ!」 「うん。あのね……パンツはいてないとすごく涼しいんだよ〜」 「へ?」 「おねえちゃんだいはっけ〜ん〜」 「……おねえちゃん?」 「ん〜?」 「そういえばさっきからすごく涼しげね」 「そうかな〜?」 「ぱんつはいてる?」 「どうかな〜?」 「………」 「………」 「………」 「じゃ、おねえちゃんは行くね〜。ばいび〜」 「うりゃっ!」 「あう〜、扇風機を下から向けちゃだめ〜! めくれちゃう〜」 「やっぱりっ! まぁたおねえちゃんはっ!」 「スカートめくりするなんてえっちだよっ。 モモちゃんのえろえろタイフーンっ!」 「自分でも似たようなことしたくせに! おねえちゃんはどうしてそういろいろと自覚が足りないのよっ!? いいわっ! もう覚悟決めたっ! おねえちゃんをおしおきしていい汗かいてシャワー浴びて サッパリするっ!」 「そんなスポーティーな……」 「おしおきごーっ!」 「うわ〜ん〜」 「待てこらーっ!」 了 |
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