は〜とふるらぶこめでぃ
ほのぼのこがらちゃん
BBS掲載小ネタ
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小ネタその28 |
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「……ん?」 「お?」 「……ここどこ……?」 「ようやく目を覚ましたか、こがら」 「あれ……あたし……?」 「湯あたりしたの、覚えてるか?」 「そうか……あたしのぼせちゃったんだ……」 「で、俺が宿まで運んできたわけだ」 「ありがと……カスミは?」 「ああ、帰ったよ」 「そう……」 「何があったんだ……?」 「そうね……一言で言うなら……”飽くなき挑戦”って感じかし ら?」 「なんだ、そりゃ?」 「あたしもよくわかんない……ところで」 「ん?」 「ここまで運んできてくれたのは感謝するけどさ」 「なんだ?」 「……なんであたし、膝まくらなんてされてるの?」 「ひじまくらのほうが良かったか?」 「いやあのそーゆーことじゃなくて……」 「?」 「まあいいわ……それにしてもあんたって、けっこう筋肉あるの ね」 「そうか?」 「うん……ゴチゴチしてる」 「そんなことないとおもうけどな」 「そんなことないよ〜。ゴチゴチ〜」 「……寝づらいんだったらやめるか?」 「え?」 「押入れに枕が入ってるはずだし……」 「別にいいよ」 「無理するな。おまえは今弱ってるんだし」 「で……でも、今動いたらなんか気分悪くなりそう」 「そうか?」 「うん。だからしばらくはこのままで我慢してあげるわ」 「まあ、おまえがそう言うなら……」 「ゴチゴチ〜♪ ゴチゴチ〜♪」 「なんだか楽しそうだな」 「そんなことないよ〜♪」 「まあ、元気になったようで安心した」 「ん……」 「………」 「……ちょっと、髪いじんないでよ」 「あ? ああ。触り心地がいいんで、つい……な」 「まったく……」 「嫌だったか?」 「ん……そうでもないけど……。 でも勝手にさわんないでよ。どうせあんたのことだから、寝て る間もずーっといじってたんでしょうけど」 「そんなことはしない」 「うそっ」 「……おまえのかわいい寝顔を見てるだけで満足だったからな」 「えっ……」 「………」 「………」 「………」 「……だ、だから勝手に髪をいじるなっ!」 「嫌か?」 「い、嫌じゃないけどぉ……なんか、恥ずかしい……」 「恥ずかしいって……別に誰がいるわけでもないだろう?」 「そういう問題じゃなくってぇ……」 「………」 「………」 「………」 「……ねぇ?」 「ん?」 「あんたってほんとに……胸の小さい女の子が好きなの?」 「何をいまさら」 「でも……あたしの胸が小さいから気を使ってそういうこと言っ てるんじゃないの?」 「……なんでそう思う?」 「だって……普通は胸の大きい女の子の方が人気あるじゃない… …」 「普通……ね」 「………」 「常識がなんだ。おまえはそんなくだらないことを気にしてるの か?」 「くだらないって……」 「そりゃ社会の中で生きていくには常識も大切だ。良きにつけ悪 しきにつけ、無視できるものではない。 でも、でもなこがら。それで自分にとって一番大切なものを見 失ってどうする? それで自分を失ってどうする?」 「………」 「”常識と違う”……それがなんだ? それが自分にとって大切 なものなら、何も恥じることはない。 それが本当に必要なことなら、俺はたとえどこででも胸を張っ て叫んでやる」 「………」 「だがこがら……おまえはひとつ勘違いをしている」 「?」 「俺が好きなのは胸の小さな女の子じゃなくて……おまえだ。 おまえのことが好きなだけだ」 「!」 「まあ、そういうことだから気にするな」 「ななななな……」 「かといって胸の小さいのも好きだぞ。特に浴衣がかなりはだけ ているにもかかわらず胸のふくらみがまるで見えないおまえの 胸のなさはかなり良いと思うぞ」 「! もっ、もうっ!」 「ははは」 「……そーいえばあたしいつ浴衣に着替えたの?」 「そりゃこの旅館に着いてから……」 「! も、もしかしてあんたっ!?」 「こがら……おまえはひどい誤解をしているような気がするぞ」 「もしかしてもしかして……」 「着替えさせたのはおまえの母……」 「こっ、このーっ!!」 「うわちょっと待てーっ!」 「こがら、目、覚ましたーっ?」 「あ……母さん?」 「………」 「ん?」 「………こがら、母さんおまえには好きなように生きてほしいと は思うけどね」 「?」 「女の子から男の子を襲っちゃだめ。男の子に襲わせるような魅 力的な女の子になりなさい」 「え?」 「でもまあ、若いうちはこういうこともあるわよね。大丈夫、母 さん理解あるつもりだから」 「え? え?」 「じゃ、母さん2、3時間ばかり外でつぶしてくるから……がん ばってねっ!」 「え? え? え?」 「おまえの母さん……行ってしまったな」 「母さん……なにを言っていたの……?」 「まあ……おまえが俺に馬乗りになっているこの体勢では誤解さ れても無理はないような気がするが」 「………」 「えーと」 「………」 「こがら……?」 「……うきゃあああああああっ!」 「うおあっ!?」 「うきゃっ! うきゃっ! うきゃあああああっ!」 「こ、こがらっ! 照れ隠しに殴るのはやめろっ!!」 「うきゃきゃきゃきゃあああああっ!」 「く、くそっ……足がしびれて逃げられないっ!?」 「うっきょぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」 「うっ……うわああああああああっ!?」 続く |