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は〜とふるらぶこめでぃ
ほのぼのこがらちゃん
BBS掲載小ネタ

小ネタその7
〜父の教え〜



「えっとぉ……xでくくればいいからあ……」
「こがら、間違ってる」
「え?」
「xの2乗でくくったんだからそこはxの3乗じゃなく2乗だ」
「あっ、ほんとだ……それにしても、あんたみたいなバカがどう
 してあたしより数学わかるのよ?」
「強くなるため、勉強もした。まあそのおかげでこうしてお前の
 部屋で勉強を教えられるのだから、やってよかった」
「むう〜」
「ところで、こがら……あの写真は誰だ?」
「あ、あれ? あれは、父さんよ」
「え? それにしては随分と若いが……」
「父さん写真嫌いだから、昔のしかないのよ」
「ふうん……?」
「ね? かっこいいでしょ?
 あたしも小さい頃は『お父さんのお嫁さんになる』とか言って
 たのよっ」
「そうか……」
「なによ、ノリが悪いわね」
「いや……そうか、あのひとはおまえの父さんだったのか……」
「えっ? 会ったことあるの?」
「まあ、な……」
「ちょ、どこでよっ!?」
「わ、こがらっ」
「どこであったのよっ! 答えなさいっ!!」
「わ、そんなに机に乗り出したらっ……!」
「! きゃっ!?」



「つつ……」
「……だ、大丈夫?」
「平気だ……」
「ごめん……父さんって小さい頃家を出ていってから、帰ってこ
 なくて……送金はあるんだけど、全然会えないの。だからっ…
 …!」
「俺が会ったのは修行での山ごもりしたときだった。
 ……もう3年も前だ。残念だが、今はどこにいるかわからない」
「……そう……」
「少ししか会わなかったけど……大切なことをいくつも教わった」
「………」
「立派な人だった」
「……ありがとう」
「………」
「にしても……こんなに密着してる状態なのに、あんたどうして
 いつもみたいに暴走しないのよ?」
「ん?」
「か、考えて見たらあたしってばあんたに馬乗りになっちゃって
 ……」
「思い出したんだよ」
「?」
「あの人に……おまえの父さんに教わったことを。
 『どんなときでも理性を保たねばならない、そうでなくては困
 難は乗り越えられない』って……」
「………それならどうしてあんたの手があたしのお尻に伸びてる
 の?」
「知ったんだよ」
「?」
「お前と再会して……本当に好きな人の前では、理性なんて保ち
 ようがないって……」
「……他に言うことはある?」
「至福」
「?」
「手におさまる大きさに、過剰でない程良い弾力が、俺に他の言
 葉を見つけさせない……ぐふっ!」
「あんたはっ!」
「がはっ! ちょっ、ちょっと待てっ!」
「勉強はできるくせにっ!! 父さんから学んだことを全然生か
 せてないなんてサイテーッ!」
「そ、それは違うっ!」
「えっ!?」
「お前の父さんは、別れ際にこう言ったんだ……
 『君が力を求めるのなら、その使い方を考えるんだ。力は、ど
 れだけあるかより、どう使うかが大切だ』」
「………」
「『そしてできることなら……力は、愛するもののために使って
 やれ』ってな……」
「……父さん……」
「だから、俺は何より一番大好きなお前を優先する。理性が二の
 次になるのは仕方ないんだ」
「………ってよく考えたら全然関係ないじゃないっ!!
 やっぱ殴るっ!」
「えっ」
「父さんから受け継いだ最強の拳っ! いっくわよーっ!」
「うっ……うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁっっ!」



「ふう、すっきり」
「………」
「あ、宿題」
「………」
「おーい、起きなさいよーっ」
「………」



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