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は〜とふるらぶこめでぃ
ほのぼのこがらちゃん
BBS掲載小ネタ

小ネタその6
〜秋、食べる〜




「綺麗ねぇ……」
「そうだな」
「紅葉って、あたし好き。形も、色も。
 落ちる前の、木々を赤く染めるのも。
 空に舞って、風を赤く染めるのも。
 秋を彩る、この色が好き……」
「俺も好きだな」
「あら、意外ね。あんたにそう言うところがあるなんて」
「お前の手みたいでかわいいからな」
「えっ?」
「……逆か。お前の手が紅葉のように小さくて、かわいいんだ}
「あ、相変わらず変なこと言ってっ……」
「………」
「? 好きだからって、そんなに集めてどうするの?」
「焼き芋を焼く」
「………」
「焼く」
「………はい?」
「よし。これだけあれば、バッチリ」
「バッチリじゃないっ!!」
「ぐあっ! な、何をするっ!!」
「そんなことしたら山火事になるでしょっ!!
 だいたいあんたには風情ってものがないの?
 この紅葉を見て、そんな俗っぽいことしか思いつかないのっ!?」
「俺はこがらが一番喜ぶ事をしたいんだっ!」
「えっ?」
「焼き芋、好きだろう?」
「な、なななにを根拠にっ……」
「昨晩見かけた」
「なっ! ……なに……を?」
「昨日、焼き芋売りの声が聞こえた。
 こんな早い時期に焼き芋を売るなんて珍しいと思って行ってみたら、
 お前の姿を見かけた」
「ぐぐぐ偶然近くを通ったのよっ」
「で、買ってるところを見た」
「人違いよっ」
「何だか知らないけど公園まで行って、ベンチで座って食べてたよな。
 家でゆっくり食べればいいのに」
「あ、あたし昨日はずっと家にいたし」
「でも……俺は、あの時ほど幸せそうな顔をしたお前を、初めて見たよ」
「人の話聞いてるっ!?」
「それにしても、こがら」
「な、何よっ!?」
「よく飲み物もなしに喉を詰まらせることなく焼き芋を12個も食べること
 ができたな。
 すごいぞっ」
「………」
「………」
「うっ………」
「う?」
「うわあああああっ!!」
「こ、こがらっ! どうした、落ち着け!」
「ああああああっ!」
「うあ、がっ……やめろっ! 顔真っ赤にして何を切れてるんだお前は
 っ!?」
「ばかああああああっ!!」
「うっ……うわああああっ!!」



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