は〜とふるらぶこめでぃ
ほのぼのこがらちゃん
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その9 |
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「ふぁ〜。 目覚ましうるさいよぉ………。 ……夏休みなのにぃ……鳴るなぁ………」 「こがらぁっ! 起きろぉっ!!」 「うゆ………? ……ぐぅ………」 「ああっ!? 寝るなっ!! 早く起きろっ!! 遅刻するぞっ!!」 「……やだぁ………寝るぅ……今日は休みぃ………」 「今日は登校日だろっ! ほら、早く起きるっ!!」 「う……ゆ………」 「ぐうぅ。俺が朝っぱらから寝室にいるという事実を前に眠るとはっ。 こいつ本当に朝弱いな」 「うゆゆ〜………」 「眠たそうな顔もかわいいな………ってそんな場合じゃないっ! 起きるんだっ!!」 「む〜。涼しい〜」 「ちっ。夏場だと布団を剥いでも効果がないな………。 !?」 「ぐぅ〜」 「こ、こいつなんでこんなブカブカなパジャマ着てるんだ? 白地で地味なデザインだけど………いや、だからこそかえって……。 か、かわいいっ………!」 「む……むぅ〜」 「ね、寝返りを打つか? この状態で、眠たげに寝返りを打つか、お前は!?」 「ふにゅ〜」 「何故だっ!? ちょっと身体の向きを変えるだけ、ただそれだけの動作が どうしてこんなに可愛いんだっ!? どうする………俺にどうすればいいっ!?」 「うゆ?」 「お、起きた………?」 「うゆ〜?」 「寝ぼけてるのか? 上半身起こしただけで固まったか。 寝ころんでるよりはましだが………。 な、なんだか危ないところだった」 「むにゅ〜………」 「時間がない………どうする?」 「うぅゆぅ〜」 「うっ………やっぱりかわいい………ってそうじゃなくってっ! まず状況を整理するんだ。そして現状可能な最良の行動を実行するっ!」 「うゆゆ〜」 「ああ、かわいい………ってだからあっ! まずは現状の認識っ! とにかく今日は登校日っ! そして時間的にそろそろ出発しないとやばい。 現在の所こがらは上半身は起こしているが目覚める気配はない。 で、俺に出来ることは………。 朝食を用意する………食べる時間すらない以上意味がない。 学校に行く準備………登校日では別に教科書の準備も必要ない。 あとは………」 「うゆう〜」 「かわいいなあ………くっ、さっきから欲望に負けっぱなしだっ! そもそもそんなかわいいパジャマを着ているのがいけないんだっ! パジャマなんて着てるから学校にだってそのままじゃ行けやしないしっ………。 はっ! そうかっ!」 「うゆ?」 「着替えさせてしまえばいいんだっ! そうすれば俺も冷静になれるしこがらも学校に行く準備が出来るっ! まさに一石二鳥っ!!」 「ううゆ〜」 「何か根本的に間違ってるような気がするけど時間がない。 今できることをやるのみだっ!」 「………?」 「こがら、着替えるぞっ」 「? ………うん………着替えるぅ………」 「よし、いい子だ。かわいいぞ」 「うゆ〜………」 「じゃ、まずはボタンをはずしてっと………」 「う〜?」 「この過程ってなんだかドキドキするよな。 一つはずすごとに少しずつ見えてくるブラが何とも………」 「………」 「全部外れた………ってスポーツブラか。 色気がないけど、こがらのキャラに合ってるて言うべきか」 「むぅ〜………」 「しかしこいつブラをつける必然性あるのか? このサイズで型くずれなどありえんだろうに………」 「うゆっ!」 「がはっ! お、起きたのか?」 「ぐう〜………」 「眠ってる………寝ぼけていて、しかも座った状態からあの威力の打撃を放つとはさすがだ」 「えへへ〜……」 「喜んでる………寝ぼけてもこっちの言うことに反応していることを驚くべきか、 女の子なのに攻撃力を誉められて喜んでいることに驚くべきか……?」 「………」 「ま、いいか。 ほらこがら。ばんざーい」 「?」 「ばんざーいっ」 「ばんざ〜い………」 「よっと………。 よし、これで上着は脱げた」 「………」 「脱げたのはいいが………」 「うゆぅう〜?」 「何故だっ!? 俺は現状とりうるベストな行動を選択しているはずだ………。 それなのに、致命的なミスを犯している気がするのは何故なんだっ!?」 「う〜〜?」 「と、とにかく悩んでいる暇はないっ! 今は自分を信じて行動し続けるのみだ!!」 「?」 「まずは制服の上を着せるっ………!!」 「! ………んゆ?」 「お?」 「ん〜………あれ、あんた何でここにいるの?」 「おお、目を覚ましたかこがら。これでひと安心。 さあ、早くこれを着て学校に行くのだっ!」 「あ、朝っぱらから女の子の部屋に入って何してるのよっ!!」 「何してるって………」 「あたしの制服なんか持って………! 何のつもりっ!?」 「こがら………今日が登校日なのは知ってるな」 「………あ、当たり前でしょっ!」 「今の間は何だ?」 「うるさいっ!」 「今日は登校日なのに、お前はやばい時間になっても一向に起きる気配がない。 とにかく準備を進めようと思ってな」 「準備って……それでなんであたしの制服をっ………。 !?」 「どうした?」 「え? 何であたし上に何にも着てないの?」 「何にもって……ブラはつけてるだろう?」 「え? え? あたし、上着を着ないで眠っちゃったの?」 「いや、俺が脱がした」 「え?」 「着替えさせようと思って、まずは上着から脱がした」 「着替えって……え? え?」 「ほら、まずこのセーラー服を着るんだ。 俺も手伝ってやるから」 「え? え? え?」 「ほら、早く。遅刻する」 「!………!!! っ……きゃあああああああーーーーーーーっっっ!!!」 「うわ、こがら、いきなりなんだっ!?」 「出てけっ! 出てけっ!! 出てけーっ!!!」 「どうしたんだよ急にっ!?」 「わあああっ! 見るなーっ! 早く出てけーっ!!」 「おいおい、落ち着けよ」 「何落ちついてんだお前はーっ!!!」 「冷静に時間を考えるとだなぁ………」 「早く出てけーっ!!」 「! この踏み込みの速さはっ!?」 「うわあああーっっ!」 「ぐっ! ………ぐはぁーーーっ!!!」 「はぁっ、はぁっ、はぁっ」 ・ ・ ・ 「ほら、走るぞ」 「………」 「結局、遅刻だけど、なるべく早く行こうな。 まだHRやってるはずだ」 「………」 「まあ、仕方ないよな。俺も一緒に先生に謝ってやるよ、な?」 「………」 「どうした、さっきから無言で」 「あんたねぇっ………!」 「ん?」 「少しは悪いと思わないのっ!?」 「何が?」 「女の子の寝室に勝手に入ってっ!! その上本人の同意も得ずに無理矢理服を脱がしてっ!! 立派な犯罪者じゃないっ!!」 「確認はとったぞ」 「知らないっ!!」 「そんな理不尽な………」 「あ、あたしの裸を見ておいてっ………」 「露出度は海行ったときと変わらないだろう?」 「違うっ!! 劇的にっ!!」 「そういうもんか?」 「あんたって………!! 大体服脱がして何するつもりだったのよっ!」 「着替えさせて、一緒に学校に行こうと………」 「嘘ばっかりっ! 人が寝惚けてボーッとしているのをいいことに、 Hな事しようとしたんでしょっ!!」 「始終テンションの高いお前が低血圧ってのも変な話だよな」 「うるさいっ! このドスケベっ!!」 「それは違うぞ」 「何がよっ!?」 「着替えさせて、早く学校に行きたかったんだ」 「な、なによ。あたしみたいな貧乳、Hなことする気にもならないのっ!?」 「なに自爆してるんだお前は」 「やかましいっ!!」 「好きだから、当然そういう気持ちもあるけど………。 今朝はお前と早く学校に行きたかったんだよ。 お前と一緒に行く学校は、楽しいからな」 「そんな………そんな笑顔で言うなんてずるいっ………」 「ん? 今なんて言ったんだ?」 「何でもないっ」 「ま、いいか………っていつの間にかペースが落ちてるな。 ほら、急ぐぞ」 「ちょっ、そんな引っ張らないでっ!!」 「ちゃんと走らないと肩車にするぞ」 「それは嫌っ」 「じゃ、急ごうっ!」 「急ぐのはいいけど、手を離してよっ……恥ずかしいっっ」 「さあ、急ぐぞっ!!」 「聞いてるの? もうっ………」 了 |