は〜とふるらぶこめでぃ
ほのぼのこがらちゃん
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その2 |
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「んあ〜………おあよ〜。 かあさんいないの〜? んん〜〜〜……… とりあえずミルク〜ぎうにう〜」 「飲むなあぁっっっ!!」 「きゃああっ!?」 「お前はこの間の俺のっ! 魂の叫びを忘れたのかっ!?」 「な、なによあんた、なんで人の家の台所にいきなりいるのよっ! ?」 「幼なじみを起こしに来る際、不法侵入はOKだろう?」 「あんた幼なじみだったのよね………。 うあ、最悪………」 「何だ、朝っぱらから失礼なやつだな」 「失礼はどっちよっ!? まったく朝っぱらからっ………!」 「俺はお前を心配してだなっ……」 「はいはい、静かにしててよ。 早く食べないと遅刻しちゃうじゃない」 「待て」 「なによ?」 「何を喰うつもりだ?」 「見てわからないの? フレークにサラダよ。 トーストってあんまり好きじゃないのよね」 「フレーク? パッケージに”カルシウムたっぷり”とか嘘臭いこと書かれたこ のフレークに、更に牛乳をかけて喰うつもりか、お前はっ!?」 「何食べたっていいでしょっ!!」 「なんて悲しいやつなんだ………」 「………? 悲しい?」 「叶わない夢を見続けるって言うのは、切なくて悲しいことなん だよ………」 「叶わない夢って、何よ?」 「いいのか?」 「?」 「言ってしまっていいのか?」 「………」 「本当に言ってしまっていいのか………ってぐはっ!! 自分で聞いておいて殴るなっ!!」 「うるさいわね〜。 食事の邪魔する方が悪いのよっ」 「それはさておき、そんな偏った食事は体によくないぞ」 「ほっといて」 「食事はちゃんと栄養のバランスを考えないと」 「考えてる」 「俺の言うことも少しは聞いてくれよ」 「嫌」 「お前のことが心配なんだよ」 「あらそう」 「俺は、お前のことが好きだから」 「っ……! いきなり何言い出すのよっ!!」 「お前のことが好きだから、本当に心配なんだ」 「あ、ああ朝っぱらから何言ってんのよっっ!」 「俺の言うことなんて信じられないかもしれない。 でも、心配しているのは本当だし 好きだって言うのも本当で、本気だ」 「な、なに恥ずかしいこといってるのよ………」 「恥ずかしくなんてない。 俺は、本当に、お前の事が好きだから」 「………」 「だから、貧乳なのにそんな”牛”柄のパジャマを着るような 自虐的なことはやめて………ごふっ!!」 「あんたねぇ……」 「いや、悪かったっ! ちょっとぶかぶかで袖口を手で持ってるのはお前の小柄さを強 調していてポイント高いからあんまり気にするなっ!!」 「………晴れた日の朝っぱらから血の雨降らすのがやだから、5 秒だけあげるわ。 5秒間、私は目を閉じる。 そして目を開けた時、初めに目に映った生き物を完殺するわ。 生命が惜しければ、死ぬ気で逃げなさいっ………!!」 「!!」 「5……」 「………」 「4……」 「…………!!」 「3……んんっ!?」 「………ぷはっ」 「………」 「………」 「………」 「据え膳喰わぬは男の恥と言うし………」 「…………」 「できればつま先立ちして欲しかったが、それは望みすぎという ものだろうな」 「……………」 「まあ身長差に合わせるために自分からかがむって言うのが良い 感じだし」 「………………何したーっ!?」 「いや、なんて言うかちょっぴり牛乳の味がした」 「!!………!!!」 「照れるな」 「………今日」 「ん?」 「今日、何の日か知ってる?」 「今日は………ただの平日のはずだが」 「命日よ」 「………誰の?」 「わからない?」 「知り合いに不幸はなかったはずだが」 「じゃあ教えてあげるっ!! 言葉じゃ伝わらないから拳で全力で無制限かつ無軌道にっ!! だからそこ動くなぁっ!!」 「うわあっ!!」 「動いたっ? 動いたわねっ!! じゃあ脚追加っ!! 折れるまで蹴ってっ! 砕けるまで殴るっ!!」 「う、うわあああああああああっ!?」 了 |